シナモンパウダーの風味・特徴
シナモンパウダーとは「スパイスの王様」と言われるシナモンを、パウダー状に加工したものです。
シナモンはクスノキ科の常緑樹で、その内樹皮をはがして乾燥させて作られます。
南アジア、中東、北アフリカでは料理の香り付けに利用され、インド料理の配合香辛料「ガラムマサラ」の主要な成分としても知られています。
シナモン特有の癖のある甘みと、甘い香り、ピリッとした辛味を生かし、アップルパイ、シナモンロールといった、スイーツに生かされたり、インド式のミルクティー「チャイ」にもスパイスとして使われるなど、料理から飲み物まで幅広く愛用されているスパイスです。
シナモンパウダーの歴史
特殊な機材を必要とせず、樹皮をはがして乾燥させればできることから、シナモンは「世界最古のスパイス」ともいわれています。
ですが、当初は食用のスパイスとしてではなく、紀元前4000年ごろに、エジプトでミイラの防腐剤として使われたのがシナモンの起源です。
当時はシナモンが神聖なものであるとされ、宗教的儀式に用いられていた流れから、ミイラ作りにも活用されたそうです。
日本には、700年代前半(飛鳥~奈良時代)に乾燥させたシナモンが薬物として伝来し、その後、江戸時代の亨保(1716~1735年)頃には樹木として日本にやってきたとされています。
現在はインドネシアと中国で主に生産され、インドネシアと中国だけで世界のシナモンの70%以上のシェアを誇っています。
シナモンパウダーの効果・効能
シナモンパウダーを食べることで以下のような効果が期待できます。
- 抗酸化作用
- コレステロール正常化
- 血行の改善
それぞれ1つずつ解説します。
◆抗酸化作用
シナモンには「プロアントシアニジン」という、ポリフェノールで最も抗酸化作用が強いものが含まれています。
肝機能を整えたり、血糖値の上昇を抑えたり、顔のシミを抑制したり、寝付きをよくするなど、様々な健康や美容に効果的な栄養素です。
特に、アンチエイジングと生活習慣病の予防に効果的です。
◆コレステロール正常化
シナモンには、善玉コレステロールのレベルは維持したまま、悪玉コレステロールのレベルを下げる効果があります。
悪玉コレステロール値が高くなってしまうと、血管に負担がかかって、動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞などの命にかかわる病気の原因となります。
シナモンパウダーを、定期的に摂取していると、そんな最悪の事態を未然に防ぐことができるでしょう。
◆血行の改善
シナモンは、毛細血管の減少を食い止め、傷ついた毛細血管を修復して、血流を改善する効果が期待できます。
毛細血管は末端に血液を送る血管なので、末端の冷え性の改善、体のむくみを改善できます。
冷え性に悩んでいる人は、チャイのような温かい飲み物と、シナモンを組み合わせた飲み物を飲むとよいでしょう。