れんこんは漢字で「蓮根」と書きますが、実際は蓮の根ではなく、地下茎という茎がふくらんだものです。地下茎はいくつかの節に分かれていて、輪切りにすると穴が複数空いているのが特徴です。この穴には空気が少ない泥中でれんこん自身の呼吸を助ける役割もあります。日本では断面の穴は「先を見通す」ことに通じて縁起が良いとされています。れんこんの主な成分はでんぷんで、ビタミンCや食物繊維も豊富に含まれています。ビタミンCはでんぶんに守られているので茹でても壊れにくくメラニン色素の沈着を防ぐ働きがあり、美肌効果も期待できます。